とても切ない老人ホームへの入居

私の父は84歳。母が10年の入院生活の末、3年前に亡くなり父は13年間一人暮らしを続けていました。だんだんと痴呆も進み、迷子になったり財布を頻繁に無くしたり、これ以上一人暮らしは無理だろうと介護付き老人ホームへ入居を決めました。というより、私たち子供たちが10件近くのホームを見学し、選び抜き、父に後日報告という形でした。

父は、みんなに心配をかけているなら、ホームに喜んで入ると言ったものの、引っ越し当日は頑として動かずどこにもいかない、一人で大丈夫だ、と言い張る始末。強引にホームに連れてくると、騙された、なんでこんなコンクリートで囲まれた狭いところに閉じ込められなきゃいけないんだ、とわめき立て、帰る!と。涙が出ました。できることなら、自分の家で過ごさせてあげたいけれど、安全性からいったらここにいることがベストだと思うのです。

毎日、私たちが代わる代わる顔を見せ、今まで以上に会える喜びを感じ取ってもらえたらと思っていたのに、施設のスタッフから、”あまり人が毎日訪問するのはやめてほしい”と。訪問者が帰った後の父への対応が大変な様なのです。父ももちろん帰ろうとするらしく、それを引き止めるので一苦労だというんです。慣れるまではと言われましたが、こちらとしてはなんとも父が心配で・・・でも、私たちが決めたことで、父の気持ちを乱してしまう様なら我慢しなくてはならないのかもしれません。

1ヶ月もしたら落ち着くだろうと期待をしているところですが、ここは私たちにも父にも試練の時です。この老人ホームが、父にとって心地良い場所になることを祈るばかりです。

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